巷では80年代ブームだそうである。
まぁ踊らされてるのはごく一部のギャルだけだろう。
「私、最近80年代のファッションに凝ってる!」
なんて雑誌やTVで見るたびに思うのだが、
そんなヤツに限って、
その時代がどんな風に流れて行ったかなんて知ろうともしないんだろうね!
いいやしかし、それが悪い訳ではなく、
どちらかと言えば仕掛けている連中からして何も知らないんじゃないか?
とも思えるような物があるから始末におえない!
とまあ批判めいてきたのでこの辺で止めておくけれども
80年代の音楽やファッションってダサイ! とか言われているけど、
時代ってのはその時があるから今に繋がる訳で、
場合によっては今よりずっとカッコいい物がたくさんあったりする。
ファンカラティーナなんてジャンルもかなりイカしてた!
ブルーロンドアラタークのズートスーツ姿とか。
衝撃的だったのはブライアンのスーパーリーゼント!
あれにヤラれた人って多いんじゃないでしょうか?
ロックンロールってビジュアルが大事だと思ったもん。
ブライアンは50年代を深く追及してなお愛情を注いでるのがわかる。
そういった意味で、今の80年代の仕掛け人の時代への
愛情の無さには落胆させられるのである。
古雑誌パラパラめくって服や商品作ってんのか?とさえ思えるのだ。
しかし深く考えないのが今風だったりするのであれば
又それも時代なのだろう。
―2001年5月16日 『YoKANワルダ』より転載